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皆さんこんにちは!
平野工業の中西です
今回は、確認事項についてです。
ということで、リフォーム工事に入る前に必ず確認すべき項目を、以下の5つのステップに分けて深く解説します。
「リフォーム工事を頼んだのに、思っていたのと違った…」
「工事途中で追加費用が発生してしまった…」
こうしたトラブルは、工事前の確認不足が原因で起こるケースが大半です。住宅リフォームは、ライフスタイルの変化に対応し、住まいの価値を高める大切な機会であると同時に、計画・設計・施工まで多くのプロセスが関わる“複雑なプロジェクト”でもあります。
まずは「なぜリフォームをしたいのか?」を明確にしましょう。
✅ よくある目的
キッチンが使いづらい(動線・収納)
経年劣化による設備交換(浴室、トイレなど)
家族構成の変化に対応(子供部屋の新設、バリアフリー化)
省エネ・断熱性能の向上
→ 建物の構造、配管の位置、電気容量なども現地調査で確認が必須。これにより、工事可否や設計の制約条件を把握できます。
「絶対に実現したいこと」
「できれば実現したいこと」
「コスト次第で検討したいこと」
この3段階に分けて要望をまとめると、見積もりの内容や減額調整がスムーズになります。
「住みながら工事」か「仮住まい」か?
工事音や粉塵が出る日程(特に小さなお子様やペットがいる場合)
→ 仮住まい期間の手配、引越しや荷物の保管計画なども必要になります。
平面図・立面図・展開図を見て動線や空間イメージを確認
キッチンや浴室の設備仕様書(グレード、サイズ、色など)を1つ1つチェック
床材やクロスはA4サイズ程度の現物サンプルで確認
小さなサンプルと大面積での印象は異なるため、ショールームで実物確認を推奨
木造軸組か、RCか、鉄骨かでできることが変わる
増築部分が建築基準法・消防法に適合するか
確認申請や中間検査が必要な場合もあり、役所との調整が必要
工事費は「材料費+人工(にんく)費+諸経費+設計料」などに分かれる
「一式」表記に注意。できるだけ明細で提示してもらう
追加費用が発生しやすい項目(解体後の構造補強、水回り配管延長など)を事前に想定
工事範囲(どこまでが含まれているか)
支払い条件(着手金、中間金、残金のタイミング)
工期遅延時の対応、瑕疵保証、アフターサービスの有無
騒音・車両出入り・共用部の使用(マンションの場合)など、近隣への配慮は必須
床・家具・家電の養生範囲と方法(ブルーシート or プロテクトボード)を業者と打ち合わせ
定期的な現場立ち会い(中間検査)
予定外の変更(予算増・デザイン変更)が出た場合の対応体制
→ 「言った・言わない」のトラブル防止のために、変更内容は必ず書面で確認
リフォーム工事では、計画・確認・コミュニケーションの3つの質が、完成後の満足度を大きく左右します。
“安い・早い”だけで判断せず、自分たちの暮らしや将来にフィットした選択をすることが何より大切です。
項目 | チェック内容 |
---|---|
現地調査 | 配管・構造・寸法を正確に確認 |
プラン | 優先順位を明確にして共有 |
見積 | 内訳が明確で追加費用の可能性も説明済み |
契約 | 工事範囲、支払い条件、保証内容が記載されているか |
工事中 | 進捗確認と変更対応のフローが明確 |